ネットと持ち込み。ネガフィルムの現像サービス比較について

ネットと持ち込み。ネガフィルムの現像サービス比較について

あまり見かけなくなりましたが、カメラ屋さんでも行っているネガの現像サービス。

お店によってどのようなサービスがあって、どの点が異なるのでしょうか。また価格はどの程度かかるのでしょうか。

今回はネガとは何かに触れつつ、カメラ屋ごとのネガフィルムの現像サービスを比較していきます。


目次

1.カメラ屋でできるサービスとは
∟1ー1.そもそもネガとは何か
∟1-2.カメラ屋でできる現像サービスとは
2.大手カメラ屋のサービスと価格の比較
∟2-1.大手カメラ屋のネガフィルム現像サービスの比較
∟2-2.ネットからネガフィルムの現像サービスができるお店
まとめ


1.カメラ屋でできるサービスとは

フィルムで写真を撮ったことがある方なら見たことはあるネガ。

そのネガとは何かを、ネガの構造とともに説明していきます。また現在のカメラ屋さんでは、現像やプリント以外にも意外と知られていない様々なサービスを行っています。

カメラ屋さんのサービスを知ることで、より身近なお店に近づくこと、間違いありません。


1ー1.そもそもネガとは何か 

デジタルカメラやスマートフォンで撮影するのが当たり前になった昨今ですが、それまではカメラにネガフィルムを入れて撮影するのが普通でした。

カメラ屋に行って写真と一緒に白っぽいケースに入っている、褐色の長細いフィルム、これがネガです。

この使い終わったネガに光を照射して、現像液を付けることで像が浮かび上がらせます。これが現像といわれるものです。

ネガの黒い部分は白に、白い部分は黒く画像が出来上がります。皆さんに最も馴染みのあるカラーネガは表面に青、緑、赤に感光するような感光乳剤層という層が塗られて作られています。

このネガの表面に光を当てて、現像と画像を定着させるための薬品処理を行うことで、カラーに発色するネガが完成です。

では、一方でデジタルカメラはどうでしょうか。画像上の小さな点の集合が光となり、その光の情報を記録して表したものがデジタルの画像です。デジタル画像の強みとしては、経年による劣化が無く、いつまでも同じ状態を保てるところが魅力になります。

少し難しくなってしまいましたが、以上がネガとデジタル画像の特徴です。


1-2.カメラ屋でできる現像サービスとは

実際にカメラ屋では、どのようなサービスを行っているのでしょうか。おおまかに説明していきます。

まずネガの現像とプリント。最近ではデジタルカメラやスマートフォンでのカメラ機能が充実し、撮影した瞬間に写真がデータとして残るような便利な世の中にはなっていますが、カメラ屋さんからすると、未だに売り上げの柱となってします。

これは、幼少期からフィルムカメラに慣れ親しんできた世代の方々や、フィルム写真の出すレトロ感を好む方もうえてきており、フィルムカメラを使用し現像を依頼しに来店するためです。次にポストカード、年賀状など各種はがき作成サービス。例えば年賀状作成ならば、カメラが持っている複数のデザイン例から、デザインを選択して名前、住所などの必要情報を伝えれば完成するという仕組みとなっています。カメラ屋に任せてしまった方が楽だということで、こちらは決まった時期に利用される方も多いと思います。

最後に写真のデータ化です。フィルムカメラで撮影した写真をCDDVD、またスマホにデータ化したものを送るサービスです。撮った写真がかさばってしまい、大切な写真がどこに行ってしまったか分からないということは確実になくなります。

さらに、スマホにデータが保管されていれば、簡単にいつでも写真を見ることが可能です。カメラや機器の操作が苦手な方でも、プロに任せてしまえば便利にできるサービスですね。

いずれのサービスもネガの現像が柱になり、派生して生まれたサービスです。いつの時代でもネガフィルムの現像サービスがカメラ屋の中心サービスです。次章にて、ネガフィルムの現像サービスについて深く説明していきます。


デジタル化
 

2.大手カメラ屋のサービスと価格の比較

大手カメラ屋では、ネガフィルムの現像サービスにいくらかかるのでしょうか。カメラのキタムラとビックカメラを比較していきながら見ていきましょう。

また、店舗にはいかずネットで注文しフィルムを郵送して現像+プリントを対応しているサービスもありますので、併せて説明していきます。


2-1.大手カメラ屋のネガフィルム現像サービスの比較

各社、ホームページを参考にサービス内容と価格を比較していきます。

まずカメラのキタムラです。特徴としては現像・プリントで最短1時間で仕上がるところを上げられるでしょう。また、フィルム現像と同時にデータのスマートフォンへの転送やCDへのデータ保存も行っています。

ネガフィルム現像(35mm/APS)が税込792円、プリント料金が税込40円です。

続いてビックカメラについてです。社名にカメラが入っている事からもわかるように、そもそも創業時はカメラを専門に扱っていました。

現在では家電量販店という一面も持つことから、カメラ以外の家電にも強く、定期的にオンラインセールを企画したり、24時間オンラインで買い物ができ、多様なサービスを持っている点が強みです。

ネガ現像についてはメーカーによって価格が異なります。

フジフイルム35mm24枚撮り/36枚撮り)とAPS15.25枚撮り/40枚撮り)が税込み660円、コダック35mm24枚撮り)とAPS(15.25枚撮り)が税込み524円、35mm36枚撮り)とAPS(40枚撮り)税込み576円です。

また、カメラのキタムラ同様に撮影済みの写真をCDDVDに保存するサービスもあります。

ホームページで、最短仕上がり時間を掲載している、カメラのキタムラの方がやや価格は高いですが、基本的にはどのカメラ屋さんでも、価格差に大差はありません。

ちなみにAPSフィルムというのは、アドバンスフォトシステムのことを示します。35mmフィルムよりも小型サイズのフィルムであり、フィルムカメラメーカー5社によって1996年に開発されたフィルムです。


2-2.ネットからネガフィルムの現像サービスができるお店

ネットから依頼するというのは、お店にフィルムを持っていくのではなく、フィルムを郵送して、仕上がったものを自宅に郵送してもらうという形態のサービスのことを言います。では、さっそくいくつかお店を紹介していきましょう。

まず、超!プリです。新潟県に本社のある会社で、日本全国どこからでも対応していて、エアクッションか、フィルム用のプラスチックケースに入れて発送すれば終わりです。現像のみならば1350円でとても安く抑えられます。

次にトイラボを紹介します。こちらも35mmカラーネガならば1330円からやっております。モノクロの現像サービスはやっていないため注意してください。

続いて、コイデカメラを紹介します。関東地方に49店舗展開しているお店で郵送フィルムサービスというものを持っています。35mmのカラーネガと写ルンですなどのレンズ付きフィルムの対応が可能です。料金は現像が800円、送料として200円がかかります。

珍しいサービスがあるのがポパイカメラです。こちらは35mmフィルムのみではなく、ブローニー、110フィルムのネガ・クロス・リバーサル現像も行っています。35mmネガですと550円現像にかかります。

最後にくらぷらのフィルムデジタル化サービスを紹介します。昔のネガをスキャンしてデジタル化するサービスと未現像のフィルムを現像するサービスを行っています。データだけメールで送ってくれることも、データ+プリントした写真の郵送のどちらにも対応しています。

ネット注文を受けているカメラ屋さんは発送時間などは予めゆとりを持つようにしましょう。

まとめ

カメラ屋では、ネガフィルムの現像だけなく、ポストカード作成や写真のデータ化のサービスを行っています。

時代の変化と共にサービスが多様化していますが、未だに売り上げの中心はネガの現像です。また、ネットで現像の申し込みができるカメラ屋も存在します。

多種多様のお店やネガ現像サービスを知ることで、あなたの楽しいカメラ生活はより深まっていくことでしょう。


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