子どもや家族の写真や動画は非常に大切な思い出ですが、消えたり破損したり突然見られなくなるケースがあります。
何とか思い出を復元したいという方向けに、データの復元について徹底解説します。データが破損したり消えたりして悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1.データを復元できるケースとできないケースがある
∟1-1.データを復元できるのはどんなとき?
∟1-2.データを復元できないのはどんなとき?
2.復元可能なデータ
∟2-1.メモリーカードのデータは復元できる可能性あり
∟2-2.壊れたスマートフォン
∟2-3.写真が色褪せた場合も復旧可能
3.データが壊れた場合の注意点
∟3-1.フォーマットは危険
∟3-2.他の電子機器に接続してデータの復元を試みるのは危険
∟3-3.復元ソフトを試すのは注意が必要
∟3-4.データが消えないようバックアップしておくことが大切
まとめ
1.データを復元できるケースとできないケースがある
大切な写真や動画のデータが消えたり見られなくなったりして焦った経験のある方は多いと思いますが、データは復元できるケースとできないケースがあります。
データトラブルが生じたら、復元できるかできないかを確認し、早めに対処することが大切です。
1-1.データを復元できるのはどんなとき?
データが壊れて大切な写真や動画が消えてしまったという方もいます。しかし、データを復元できる可能性はあります。データを保存する際は、パソコンやスマホなどの電子機器を利用するケースもありますし、USBメモリーやDVD、SDカードなどの媒体を利用するケースもあります。
データの保存場所が破損していなければ、データを復元できる可能性が高いといえるでしょう。。
データが見られなくなった場合は、復元できないかを確認することで、大切なデータを失わずに済むかもしれません。
1-2.データを復元できないのはどんなとき?
写真や動画を上書きして消してしまった場合や、データ自体が破損してしまった場合にはデータを復元することはできません。
データを上書きするという失敗は多くの人が経験しがちですので、復元できない注意が必要です。上書き不可となっているDVDも販売されているため、大切な写真や動画を保存する際に利用するのがおすすめです。
2.復元可能なデータ
パソコンやスマホなどの電子機器にデータを保存している、USBメモリやSDカード、DVDなどの媒体にバックアップしているなど、データの管理方法は人それぞれですが、データが消えたり破損したりしたとしても、すぐに諦める必要はありません。復元可能なデータにはどのようなものがあるかご紹介します。
2-1.メモリーカードのデータは復元できる可能性あり
SDカードをはじめとするメモリーカードのデータは復元できる可能性があります。SDカードはデジカメに入っていたり、スマホに入れていたりするケースが多いですが、実際にデータを見ようとすると開けないという経験のある方も多いです。
データが表示できない場合に、取り出してパソコンなど他の電子機器に接続する人もいますが、そのような作業はおすすめできません。フォーマット(初期化)などしてしまう可能性があり、そうしてしまった場合、復元は不可能になってしまいます。自力ではデータの表示ができないけれど何とか復元させたいという場合は、データ復旧の専門家への相談・依頼がおすすめです。
2-2.壊れたスマートフォン
スマートフォンが壊れてデータが再生できなくなるケースは多いです。スマートフォンが完全に壊れて電源が入らない状態ではデータの復旧は難しいですが、電源が入る状態であれば、データを復旧させられる可能性があります。
スマートフォンを落として画面が割れた、データを再生できないなど様々なトラブルが生じがちですが、充電できるスマートフォンであれば望みがあります。放置してスマートフォンが完全に壊れてしまう前に、復旧を試みることが大切です。
2-3.写真が色褪せた場合も復旧可能
写真は大切な思い出になりますが、色褪せて見にくくなるケースがあります。また、写真はあるけれどフィルムは残っていないという方も多いです。写真は色褪せたとしても復旧できる可能性があります。
子どもの成長や大事なイベントの写真はきれいに保存しておきたいという方が多いですが、破れた写真をきれいに復元させたり、白黒の写真をカラーで復元させたりすることも可能です。専門の店舗で写真復元サービスを利用してみるのがおすすめです。
3.データが壊れた場合の注意点
データが壊れたり消えたりすると焦りが生じ、様々な解決策を試みる人がいますが、場合によってはより状況が悪化する可能性があります。データの復元に慣れていない方は、可能であれば消えたデータに触れないことが大切です。早めに専門家に相談することで、データが復旧する可能性が高くなります。
3-1.フォーマットは危険
フォーマットとは、ディスクを初期化することです。USBメモリやSDカードなどのデータが消えた際、慌ててフォーマットする人もいますが、データが全て消去されるため危険です。最悪の場合、大切な写真や動画のデータを復元できなくなる可能性があります。データが消えたとしても、フォーマットしないよう注意が必要です。
3-2.他の電子機器に接続してデータの復元を試みるのは危険
例えば、スマホやデジカメに入れているSDカードのデータが見れなくなった場合、パソコンに接続して開けるか確認してみたくなる人は多いです。運が良ければデータを再生することができますが、最悪の場合、データが消える可能性があります。
接続した電子機器でファイル構造が違うことがありますが、その場合、メッセージでフォーマットを要求されるケースがあります。
無意識や勢いでクリックしてしまうと、フォーマットが開始されてしまいます。フォーマットするとデータが完全に消えてしまうため注意が必要です。
フォーマットはしないと決めていたとしても、間違えてフォーマットしてしまうリスクがあるので、他の電子機器に接続するというのはおすすめできません。
3-3.復元ソフトを試すのは注意が必要
何とか大切な思い出のデータを復元させようと、安易に復元ソフトを試す方も多くいます。無料で簡単に手に入る復元ソフトもありますが、安全性が保証されていない復元ソフトを使うのは危険です。
無料の復元ソフトを使用することで、ウイルスに感染する可能性があります。万一ウイルスに感染した場合、残っていたデータが消えるだけでなく、パソコンなどの電子機器の破損にもつながります。
信頼できる復元ソフトであれば良いですが、安全性が担保されていない復元ソフトをむやみに使うのはやめましょう。
3-4.データが消えないようバックアップしておくことが大切
大切な思い出の写真や動画をデータとして保存している人は多いですが、永遠に使用できるとは限りません。スマホやパソコンなどの電子機器は破損する可能性がありますし、USBやSDカードも寿命があると言われています。
データを復元できたら、複数の媒体にバックアップしておくのがおすすめです。耐久性が高く、数百年保存できるDVDも販売されています。
まとめ
思い出のデータを失った場合は専門家に相談するのがおすすめ!
大切な思い出のデータを失うと、焦って何かしようとする人が多いですが、より復元が難しくなる可能性があるので注意が必要です。
データの復元ソフトもありますが、安全性が担保されていないものを使用すると、電子機器の破損につながる可能性があります。データを復元させたい場合はそれぞれ専門家に依頼するのが確実でおすすめです。