最近、使い捨てカメラの撮影にはまり色々撮影していたらあっという間にフィルムがたまってどうしょうかと思っている方も多いのではないでしょうか。
初めはお店に現像を頼もうとしましたが現像屋さんは店舗数が少なく、距離も離れていることがあるでしょう。
そこで今回はフィルムカメラで撮影した写真を自分でスキャンしてデータ化する方法を解説します。
目次
1.スキャンアプリを使う
2.フィルムスキャナーを使う
3.お勧めのフィルムスキャナー5選
4.スキャンする時の解像度
まとめ
1.スキャンアプリを使う
スマホアプリでも写真をスキャンできるアプリがありますのでいくつかお勧めのアプリを紹介して行きます。
コツもないので非常に簡単ですが、簡易的な画像となってしまう事が多いでしょう。
そんのためより精度が高い物が良い場合はアプリではない方法がお勧めとなります。
1-1.LomoScanner 2
残念ながらAndroid版はありませんが少しややこしいので使いこなすのに時間がかかる場合があります。
最初に様々な設定をするためにスライドバーを使って、フィルター機能を作業 してその後出てきたフィルムのようなマークをタップします。
さらに作業を繰り返すとカラーになった綺麗なネガを見られます。
カラーの写真を確認してからスキャンしてデータ化する事が出来ます。
1-2. helmut film scanner
「LomoScanner 2」より少しだけ使いやすいアプリですがやはり使いこなすまでに少し時間がかかりました。こちらのアプリはiOS版がありません。
開くとすぐにスキャンする画面になり1のアプリより簡単な作りになっているような気がします。
細かい設定は出来ないようです。
フィルムのサイズとネガの種類を選択するだけで出来ました。
「LomoScanner 2」もそうですがモノクロでも写真をデータ化可能です。
1-3.NEGAVIEW PRO
ネガを簡単にスキャンするためのアプリですが有料ですが他のアプリと比べると
色調整やコントラスト調整も細かく出来る便利なアプリで簡単に楽しく作業ができるでしょう。
残念ながらデータ化には少し向かないアプリかもしれません。(見るためだけ用であれば可能)遥か昔の古いフィルムの物でも綺麗に修正して見られます。
1-4.FilmLab, for Analog Film
こちらのアプリもネガフィルムをデジタル化するためのアプリです。
無料では利用する事は出来ませんが「NEGAVIEW PRO」と同様にトリミングや色の細かい調整も可能です。
どれもフィルムスキャナーよりは安いので安く済ましたい方にお勧めです。
少しでも綺麗に写真をデータ化したい方にはフィルムスキャナーの方が良いのででしょう。
簡易的なスキャナーだからこそ、スキャンする際に注意しないと上手く反映出来ない物が多いです。
2.フィルムスキャナーを使う
フィルムスキャナーはアプリよりは高額ですがより精度が高く写真をデータ化出来ます。
安い物だと1万円切る物も多くあります。
しかし購入しようとすると、どれが良いか迷ってしまうと思いますので、そこで選ぶコツとスキャナーのタイプについて解説していきます。
2-1.選ぶコツについて
色の調整やその他の細かい調整を自動で行うスキャナーがお勧めスキャナーが自動で調整してくれる最大のメリットは、専門的な知識が必要ない事と作業がスピーディーに出来る事です。
アプリでも調整出来る物もありますが、スキャナーでの調整の方が細かく設定できるでしょう。
2-2.スキャナーのタイプについて
◇モバイル用ハンディスキャナー
大きさが中型から小型の物が多く小さい物だとカバンにも入れられるので持ち運びにも便利なタイプです。
コンパクトなので持ち運びだけでなく置き場にも困りません。
主に使われるのはフィルムではなく書類や現像した写真に使われますがフィルムに特化している機種もあります。
◇フィルム専用タイプ
簡単に扱える物が多いタイプでその訳は名の通りフィルムに特化したスキャナーです。
デメリットはまず価格が高い物が多い事とフィルムは読み込めますが他の媒体を読み込めない物が多い点です。フィルムだけをデータ化したいという方にはぴったりのタイプです。
操作も簡単な物が多く初心者でもすぐに作業が出来ます。
◇シートフィードタイプ
自動給紙装置という物が搭載されている物が多くローラーを通して色々調整しなくても良く簡単に早くデータ化作業が出来るタイプで初心者にも扱いやすいスキャナーが多いです。
写真や書類等もスキャンしてデータ化出来るタイプもありますが、機種によっては画質等の出来映えが、他のタイプより劣ります。
3.お勧めのフィルムスキャナー5選
あらゆるタイプから使いやすいスキャナーを厳選してみました。
3-1.ケンコー・トキナー COMBOフィルムスキャナー KFS-14CB
シートフィードタイプでパソコンやスマホを使わずにスキャン可能です。
フィルムだけではなく現像済みの写真のスキャンも可能ですが、一気にまとめては作業出来ない機種なので少し作業時間がかかります。
デメリットはデータ化の様子をモニターで見ながら明るさの調整を微調整するので慣れるまで大変です。
最初のセッティングもとっても簡単でアルバムの写真も簡単にスキャン出来ます。
3-2.サンワサプライフィルム&写真スキャナー400-SCN041
ハンディタイプではありませんがUSB充電式なので使う場所を選びません。
写真もフィルムと同じようにスキャンしてデータ化出来るタイプですがモニター画面が小さめなのでスキャンする時に確認しづらいのがデメリットではないかと思います。
メリットはボタン1つで数秒でフィルムも写真もデータ化可能です。
3-3.サンワダイレクト フィルムスキャナー 400-SCN058
パソコンやスマホを使わずにSDカードに直接保存可能ですがJPG形式のみしか保存出来ないのでtiff形式で保存したい方だと少し面倒な作業が必要です。
他の機種と比べるとモニター画面が大きいので作業がしやすいタイプと言えるでしょう。
保存した画像は付属のケーブルをパソコンに繋ぐと確認出来ます。
フィルムをデータ化した時の色合いも綺麗ですが調整するとより満足いく出来上がりの物になります。
3-4.ケンコー・トキナー フィルムスキャナー KFS-900
少し変わったタイプのスキャナーで撮影してフィルムをデータ化してくれます。
他の機種と同じようにパソコンを使わないでも保存出来ますがデータ化出来るフィルムが限られています。
見た目は他のスキャナーと比べるとかなり大きめですが他の媒体の保存は出来ないフィルム専用の機種です。
デメリットは機械の内部に埃が溜まりやすいので、こまめに掃除をしないといけません。
3-5.ナカバヤシ パーソナルレコーダー フォトレコW PRN-400S
モバイル用ハンディスキャナータイプに見えますがシートフィードタイプのとってもコンパクトな見た目です。
この機種もフィルムが限定されているのでポジフィルムはデータ化出来ません。
メリットはフィルム以外のイラストや書類もスキャン可能でデメリットは少し画像が荒くスキャンする時間がかかる事とフィルムをスキャンする時のセッティングが難しい事でしょう。
どの機種もデメリットとメリットがありますので、ご自身で使いやすい機種を選んでください。
4.スキャンする時の解像度
フィルムスキャナーによっては解像度を勝手に合わせてくれる物もたくさんありますが、手動でやる物もたくさんあります。
現像した写真をデータ化する場合は300dpiが一番良いと言われています。
カメラが趣味で画質や色みにこだわりがある人は最低でも2400dpiに合わせる人が多いです。
パソコンを使って見たりしたい場合は、1200dpiは必要です。
見るサイズやフィルムのデータ化の使い道によって解像度を変えると良いと思います。
まとめ
フィルムを自分でスキャンしてデータ化する方法は主に二つあります。
1つ目はアプリを使ってデータ化する方法です。
この方法のメリットは安く手軽に出来る事ですが、画質が少し荒くなってしまうデメリットがあります。
2つ目はフィルムスキャンナーを使ってスキャンする方法です。
フィルムスキャンナーには色々なタイプがあり中には写真や書類等の紙類等をスキャンしてデータ化できる物やパソコンやスマホ無しでもスキャン出来る機種もあります。
メリットはたくさんのフィルムをアプリより早く作業出来て画質が良い事ですが、スキャナーの種類が多くあり費用も掛かる点でしょう。