断捨離した後に、「捨てるんじゃなかった」と後悔した経験はないでしょうか?
断捨離に慣れてくると、捨てることや部屋からものが減っていくことが楽しくなってきますよね。ですが、アレも捨てようコレも捨てようと欲張った結果、必要なものまで捨ててしまうこともあります。捨てたものによっては買いなおす必要があったり、面倒なことになったりすることも。
そうならないためには、間違った断捨離をしないことが大事です。
抑えておくべきポイントをいくつか紹介しておきます。
- 捨てて後悔したもの
- なぜ捨てすぎてしまうのか
- 断捨離するときの注意点
後悔しない断捨離を身に着けて、快適な暮らしを手に入れましょう。
目次
1.捨てて後悔したものは何?
1-1.必要なもの
1-2.二度と手に入らないもの・思い出の品
1-3.高く売れる物
2.なぜ後悔するような断捨離をしてしまうのか
2-1.とにかく捨てようとしてしまう
2-2.一気に終わらせようとする
3.断捨離で注意すべき点
3-1.必要かどうかは自分で結論を出すしかない
3-2.代用できるものは積極的に捨てる
まとめ
1.捨てて後悔したものは何?
断捨離に成功して快適な暮らしを手に入れる人がいる一方で、断捨離に失敗する人もいます。そのほとんどは、捨ててしまって後悔するケースですね。どんなものを捨てて後悔しているのかを確認してみましょう。
1-1.必要なもの
不要なものを捨てているのだから、必要なものを捨てることは意外に思うかもしれませんが、結構ある話なんです。落ち着いて考えれば必要だと分かるのに捨ててしまうことはあります。なぜかというと、リズム良く捨てていると勢いがついて、ついこれもいらないと思ってしまい、雑に捨ててしまうからですね
また不要なものの中に、捨ててはいけないものや必要なものが混ざっていて捨ててしまうこともあります。
特に書類などの薄く重なりやすいものを捨てる場合は注意しておきましょう。
1-2.二度と手に入らないもの・思い出の品
貴重なものではなくても、二度と手に入らないものを捨てる場合は気を付けるようにしましょう。今はいらないと思っていても、後になって欲しくなることは良くあることです。
特に思い出の品に対する感情は、年月がたつと変化していくもの。とっておいても大きな問題がないのなら、あわてて捨てない方が良いです。
1-3.高く売れる物
捨てた後にその価値に気づくことも多いです。必要かどうかはっきり分からないまま捨てた時に限って高く売れるものだったりしますね。ちゃんとものに向き合って、よく考えてから捨てるようにしましょう。
2.なぜ後悔するような断捨離をしてしまうのか
そもそも断捨離では不要なものを捨てているはず。それなのに後悔する結果になってしまう理由は、必要なものまで捨ててしまうからです。
では、通常では捨てないのに、断捨離だと捨ててしまうのはなぜでしょうか?
原因は、間違った断捨離方法にあります。
どんなやり方だと失敗してしまうのかを確認してみましょう。
2-1.とにかく捨てようとしてしまう
とにかく部屋のものを減らそう、物を少なくしなければいけないと思い込んで断捨離すると、本当は必要なものまで捨てることになります。断捨離=ものを捨てるのではありません。
断捨離とは、
たくさん捨てることが重要なのではなく、本当に不要なものを捨てることが重要です。
それを理解しないまま断捨離してしまうから、必要なものまで捨ててしまうことになるというわけです。
2-2.一気に終わらせようとする
面倒だからと言って短時間でもの捨てようをしようとすると、適当なやり方になってしまうので、必要なものまで捨ててしまうことになります。このような状態は断捨離とは言えません。
断捨離は急いでする必要はなく、むしろ時間をかけてじっくり取り組むべきものです。
3.断捨離で注意すべき点
いるかどうかの判断ができるようになること、本当に必要なものが何かを見極めることができるようになることが一番大事なことです。断捨離を繰り返し行うことで、より正確な判断ができるようになります。
必要かどうかを見極めるのはとても難しい作業です。明らかに不要だと思うもの以外は、時間をかけて断捨離するようにしましょう。
断捨離をする場合に、注意してほしい点をいくつか紹介しておきます。
3-1.必要かどうかは自分で結論を出すしかない
断捨離する際には、必要かどうかを自問自答することになります。断捨離や片付け、整理整頓の仕方を調べても、納得のいく結論が得られなかった人も多いのではないでしょうか?
必要かどうかは人それぞれ違いますし、誰かに聞いてもそれが正しいとは限りません。
痩せた今となってはいらなくなった、太っていたころの服について考えてみましょう。
- 痩せたんだからいらない
- また太るかもしれなから残しておこう
- 頑張って痩せた思い出になる
- 誰か欲しい人がいるかもしれないから一応残しておこう
- 買ったときは高かったから売れるかもしれない
このように、考え方はたくさんありますよね。どれも間違っていないと思います。
もし、誰かに相談したらどうなるでしょうか?
- リバウンドしない覚悟のために捨てるべき
- まだ使えるなら捨てるのはもったいない
- 太ったとしても着るとは限らないから捨てるべき
捨てるかどうかの結論も考え方も違う答えが返ってくることになります。あなたの事情や考え方も分からないのですから当然ですよね。相談通りに決断してもうまくいかない可能性があります。
大事なことは、十分に良く考えてから捨てることです。捨ててしまえば取り返しはつきません。捨てるという結論を求めすぎず、捨てないという決断をすることも大事です
3-2.代用できるものは積極的に捨てる
捨てすぎて後悔する人ばかりではなく、逆に捨てられずに断捨離が進まないという人もいると思います。捨ててしまうと後で後悔してしまうのではないかと考えて、慎重になりすぎるのも良くないです。
あとで後悔するといっても程度の差はありますよね。捨てるものによっては、別の何かで代用できることもあります。最悪の事態にならないのであれば積極的に捨てる決断をしましょう。
代用できるものの例を紹介します。
- いつのまにか増えていた漫画や本
- 整理しないまま放置している写真
- 昔の映画を保存したビデオテープ
漫画や本は、中古で買いなおすことができるものがほとんどです。最近はアプリなどでも読むことができるので、必ずしも手元に置いておく必要はありません。流通していない貴重なものや頻繁に読んでいるもの以外は、積極的に捨てましょう。
分厚いアルバムは場所をとりますし、必要のない写真も入っていることが多いですよね。写真はデータ化してパソコンなどに保存する方が、整理もしやすいし、見やすくなるのでオススメです。
テレビで放送していた映画を録画したビデオテープは、DVDレンタルや動画配信サービスで代用することができるので捨てても困ることは少ないです。
家族旅行や子どもの成長を記録した、思い出のあるビデオテープの場合は、DVDに変換しておけば保管スペースがコンパクトになります。自分では出来ない場合はDVDにダビングするサービスを利用してみましょう。
まとめ
このように捨てる代わりに代用できる別のものがある場合なら、捨ててしまっても後悔することは少なくなります。
もしあとで必要になったときにどうするだろうかを考えながら断捨離すれば捨てるものと取っておくものの区別がつきやすくなるでしょう。