いくら持っていても、新しいものが欲しくなってしまう洋服。
特に流行に敏感な女性にとっては、どんどん増えてしまう洋服の収納にお困りの方も多いのではないでしょうか?
洋服の整理がうまくいかず適当に収納してしまうと、そもそも自分の持っている洋服の数や種類を把握できていないこともあるようです。
この記事では、洋服の整理・収納方法のポイントについてご紹介します。
洋服の整理や収納がうまくいかずにお悩みの方はぜひ参考にされてください。
目次
1.洋服を整理するときに最初にすることは?
2.収納スペース別 洋服を整理・収納するポイント
2-1.クローゼット収納のポイント
2-2.押し入れ収納のポイント
3.収納力をアップするコツ
3-1.ハンガーをそろえる
3-2.たたみ方を工夫する
まとめ
1.洋服を整理するときに最初にすることは?
洋服の整理をする際に最初にするべきなのは、不要な洋服を分類し、処分することです。
気に入って購入したはずの洋服を手放すのは心苦しく、なかなか処分できないという方は少なくないようですが、自分なりの一定のルールを設けて思い切って処分しましょう。
ルールとは、例えば以下のようなものです。
- 「いつか着る」と思いながら2年以上着ていない洋服は処分する
- 流行が過ぎてしまった洋服は処分する
- サイズが合わなくなってしまった洋服は処分する
- 素材が劣化してしまった洋服は処分する
- 新しい洋服を1着買ったら2着処分する
これらのルールに沿って数を減らすことで、洋服の整理や収納がかなり楽になります。
処分することを後悔するかもしれないと不安な場合や、決めるのに時間が掛かりすぎる洋服は一旦保留し、別のボックスなどに入れておきましょう。
定期的に見直し、結局それらの洋服の存在を忘れていた(取り出してまで着ることはなかった)ようであれば、心置きなく処分できるかもしれません。
処分と言っても、状態の良いものであれば業者が買い取ってくれたり、フリマアプリなどで引き取り手を探したりすることもできます。
いつまでもクローゼットの奥で眠っているよりも、新たな人に着てもらえると思えば前向きになれるのではないでしょうか。
2.収納スペース別 洋服を整理・収納するポイント
洋服を収納する一般的な場所として、クローゼットや押し入れが挙げられます。
こちらでは、収納スペース別に洋服を整理・収納するポイントについてご説明します。
2-1.クローゼット収納のポイント
・上段
手が届きにくい上段には、シーズンオフの洋服や、年に数回しか着ないもの(スノボウェアなど)を収納します。
いざ取り出す際にホコリまみれになっていたなどということがないように、蓋つきのボックスなどに収納するのがおすすめです。
奥行に合わせたものを準備し、無理に詰め込んだり重たいものを置いたりしないようにご注意ください。軽い不織布などで作られた収納ケースなどを活用しましょう。
・中段
クローゼットの中段には、パイプハンガーがあらかじめ取り付けられていることが一般的です。
洋服の高さ順にかけるようにすると、その下の空きスペースを有効利用することができます。かけた洋服の下には、スペースに合わせて引き出し付きのボックスやカゴを置きましょう。取り出しやすい高さなので、靴下やハンカチなど毎日使う小物類の収納場所としても適しています。
また、元からあるパイプハンガーの裏側にさらに一本パイプハンガーを取り付けることで、収納力がアップします。奥のハンガーには、出番の少ない冠婚葬祭用の洋服などをかけておくことをおすすめします。
・下段
下段には、チェストや収納ケースなどを活用して、たたんで収納する洋服を入れていきましょう。
収納する位置が下になるほど取り出しにくいので、使用頻度に合わせて収納場所を決めることがおすすめです。
また、奥にスーツケースや来客用の寝具などを収納したい場合は、その手前にはキャスター付きのチェストなどを置くことで、いつでもストレスなく取り出すことができます。
2-2.押し入れ収納のポイント
・スペースを使い分ける
押し入れはクローゼットよりも奥行きがあるために収納力も高いですが、うまく活用できないと奥のものが取りづらくなってしまうなどのデメリットもあります。そのため、空間を使い分けることが必要となります。
クローゼットと同様に手前に使用頻度の高いもの、奥に使用頻度の低いものを収納するだけでなく、襖によって左右を同時に見渡せない作りの場合は、左右でスペースを使い分けることも効果的です。
部屋の作りや押し入れの位置によってそれぞれですが、より取り出しやすく収納しやすい側を主に使用すれば、めったに開けることのない反対側の襖の前には、移動しやすい家具なども置くことができます。
・収納アイテムをうまく取り入れる
クローゼットでも収納アイテムの活用が効果的ですが、奥行きも幅もある押し入れはさらに必須となります。
押し入れの深い奥行に合わせた衣装ケースを設置すれば、かなりの量の洋服を収納することができます。ただし、深い引き出しの奥から洋服を取り出すのが面倒に感じることもあるので、使用頻度などを考えて収納する工夫が必要です。
また突っ張り棒を取り付ければ、クローゼットのようにハンガーごとかける収納も可能です。もちろん押し入れの奥行きであれば、2本取り付けることも叶います。
幅いっぱいに洋服をかけるとかなりの重量になりますので、必ず耐荷重を守るようにお気をつけください。
突っ張り式以外にも、収納ラックと一体型になったもの、棚の天井面にネジで固定するタイプなどもあるので用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
たたんだ洋服をオープンラックのように収納したい場合は、市販のカラーボックスやスノコで簡単に作れる棚などを設置するのがおすすめです。
3.収納力をアップするコツ
3-1.ハンガーをそろえる
特に意識をしていないと、いつの間にか様々な種類のハンガーが集まってしまうのはよくあることです。
思い切って同じ種類のものに買い替えることで、全体の収納力がアップします。
トップスは省スペースを目的とした薄手のハンガーに、ボトムスは数着をまとめてかけることができるハンガーなどを活用するのがおすすめです。一旦そろえてしまえば長く使えるものですので、衣替えの機会などに検討してみるのもよいでしょう。
3-2.たたみ方を工夫する
例えば引き出し式のケースにTシャツを収納する場合、たたんだものを重ねるのではなく立てて収納することがおすすめです。その際は、収納する引き出しの深さなどに合わせてたたむことがポイントです。立てた洋服が倒れてきてしまう場合は、ブックエンドなどを仕切りとして使うことでキープできます。
また複数の空き箱やボックスで仕切って定位置を決めることもおすすめです。
たたみ方を変えるだけで、同じスペースに収納できる洋服の量が増えるだけでなく、全体を見渡しやすく取り出しやすくなることでキレイな状態をキープすることができます。
まとめ
現在お持ちの洋服を整理しようとお考えなら、まずは不要な洋服を処分することから始めましょう。
自分なりのルールを決めて、しばらく着用していないものなどは思い切って手放すことも大切です。
なかなか判断できない、後悔するかもしれないと思う場合は保留とし、別の場所に保管しておくという方法もあります。
洋服を収納する際は、収納場所に合わせた収納方法を理解し、必要に応じたアイテムも活用しましょう。
ハンガーをそろえる、たたみ方を変えるなどの工夫をするだけで収納力がアップすることもあります。また、全体を見渡しやすく取り出しやすい収納方法が実現すれば、キレイな状態を長くキープすることも可能です。
この機会に、洋服の収納方法を見直してみるのはいかがでしょうか?