あきらめないで!デジタル化する前にビデオテープの修復は可能

あきらめないで!デジタル化する前にビデオテープの修復は可能

ビデオデッキがなくデジタル化するためにビデオテープからDVDへダビングする人は多いですが、その際にビデオテープが破損しているというケースもあります。

ビデオテープからDVDへダビングする場合は、1回程度再生できれば可能です。ビデオテープを修復することで、大切なデータをDVDへダビングすることができます。

そこで今回はビデオテープの修復方法についてご紹介しますので、ビデオテープが破損して悩んでいる方は参考にしてみてください。


 目次
1.ビデオテープの修復方法
∟1―1.修復するために必要な準備物
∟1-2.ビデオテープを分解する
∟1-3.破損部分を確認する
∟1-4.切断面を接着する
∟1-5.ビデオテープの修復が完了したらカセットケースに戻す
2.ビデオテープを修復する際の注意点
∟2-1.ビデオテープの接着作業は慎重に
∟2-2.自力での修復が困難な場合は専門店への依頼がおすすめ
3.ビデオテープの修復は早めにするのがおすすめ
∟3-1.ビデオテープは経年劣化する可能性
∟3-2.破損がひどくなるリスク
∟3-3.カビが発生するリスク
まとめ


1.ビデオテープの修復方法

 

ビデオテープが切れているなど、破損に気づくことは可能ですが、修復可能なケースがあります。破損したビデオテープをつなぎ合わせるという単純な修復方法ですが、あくまで応急処置です。

DVDへダビングする場合は、1回再生できれば十分なので、DVDダビング前にすると効果的といえるでしょう。

修復したビデオテープを何度も再生すると、ビデオテープどころかビデオデッキが壊れる可能性があるので注意が必要です。ビデオテープの修復方法をご紹介します。


1―1.修復するために必要な準備物

ビデオテープを修復するために、必要なものを準備します。

道具として必要なのは、ドライバー、はさみ、セロハンテープの3つです。

必須ではないですが、セロハンテープではなくVHS用の接着テープや同じ型のビデオテープとカッターナイフがあると便利ですので、あれば用意してください。

同じ型のビデオテープは、修復時にビデオテープの構造が分からなくなった際に、確認するためにつかいます。


1-2.ビデオテープを分解する

ビデオテープを修復する際は、まず分解するという作業が必要になります。ビデオテープの側面には内容を記載したシールが貼ってあるケースがありますが、きれいに剥がすか、中心にかったーで切れ込みを入れま。

カッターナイフなどを使用すると、きれいに剥がすことができます。

通常、ビデオテープはネジ5本で固定しているので、1つずつドライバーで外します。

※一部のテープは分解防止のため、Y字など特殊な形状のヘッドになっている場合があります。


1-3.破損部分を確認する

ビデオテープの破損として、ビデオテープの歪みやねじれ、切断があります。歪み、ねじれがある場合、きれいにするのは難しいので、その部分を切り捨てる形になります。

部分的に切り捨てると、映像が見られない部分が出てきますが、長くて数分ですがあきらめるしかありません。

切断面を重ね合わせきれいに切断します。歪みやねじれを放置していると、ビデオテープを再生した際に絡まり途中で止まってしまうので正常にダビングすることができません。


1-4.切断面を接着する

切断面同士がキレイに合わさるに配置し、丁寧にテープで接着します。この時注意点があります。

ビデオテープを接着するテープは、VHS用テープを使用するのがおすすめです。1回限りの再生であれば問題はありませんが、複数化しようする場合セロテープは再生した際に熱が生じて溶けたり、セロテープの厚みでビデオデッキが破損したりする可能性があります。

接着する際は、テープを内側に貼る必要があります。外側に貼ると、ビデオテープを再生した際に、ビデオデッキに触れるため、不具合が生じる原因になり、最悪の場合、デオデッキが破損するリスクがあります。


1-5.ビデオテープの修復が完了したらカセットケースに戻す

テープの歪みやたるみがないようにカセットケースにテープを戻します。

カセットケースには細かい部品がついていますが、なくさないようにすることが大切です。テープをカセットケースに戻す際、構造が分からないという方が多いですが、同じ型のビデオテープがあると参考になります。

※同じ形のテープが無い場合は、分解前に撮影しておくと見返せるので、撮影しておくことをおすすめします。

テープをきれいにカセットケースに戻したら、ねじを締めて修復完了となります。


2.ビデオテープを修復する際の注意点

 

ビデオテープが破損し、大切なデータをダビングできなくなり悩む方は多いですが、ビデオテープを修復することで、DVDへのダビングが可能となります。正常にダビングするための、修復時の注意点をご紹介します。


2-1.ビデオテープの接着作業は慎重に

ビデオテープを修復する際のポイントは、テープの切断面をキレイに接着することです。

接着するテープの間にすきまがあったり、重なりあっていたりする場合、正常に再生することができません。

テープを間違えて貼り合わせてしまうと、きれいに剥がすことができず、より破損部分が広がってしまいます。修復作業にはある程度器用さが必要です。

定規やカッターを使用してキレイに貼り合わせてください。


2-2.自力での修復が困難な場合は専門店への依頼がおすすめ

ビデオテープのダビングは専門店への依頼ができ、その際に、ビデオテープが破損している場合、修理を頼むことも可能です。ビデオテープの修復に失敗すると、破損がよりひどくなったり、再生時にビデオデッキが壊れたりする原因になります。

大切なデータとビデオデッキを守るために、自信がない場合は専門店への修復依頼がおすすめです。


デジタル化

 

3.ビデオテープの修復は早めにするのがおすすめ

 

ビデオテープをDVDにダビングしたいけれど、破損しているので、後回しにしているという方も多いでしょう。

面倒に感じてどうしても後回しにしがちですが、ビデオテープの修復は早めにするのがおすすめです。

ビデオテープを修復せずに放置していると、劣化したり、カビが生えたりして、修復が困難になるケースがあります。ビデオテープの修復を早めにした方が良い理由についてご紹介します。


3-1.ビデオテープは経年劣化する可能性

ビデオテープはテープもカセット本体も経年劣化してしまいます。きれいな状態で修復すれば、DVDへのダビングが可能ですが、劣化すると、画質が悪くなったり再生できなくなったりします。


3-2.破損がひどくなるリスク

ビデオテープは長期間放置していると、歪みやたるみがひどくなったり、カセットが変形したりする可能性があります。

小さな破損であれば修復して再生することが可能ですが、破損がひどくなると、修復不可能になります。

ビデオテープの破損がひどい状態で再生すると、再生中にビデオテープが飛び出して切れたり、ビデオデッキが壊れたりする可能性があるので危険です。


3-3.カビが発生するリスク

ビデオテープの保管状態が悪いと、カビが発生するリスクがあります。

ビデオテープは湿気に弱いのです。カビが生えた場合、ビデオテープを修復する前にきれいにカビを取り除かなくてはなりません。

ビデオテープの破損があると、放置しがちですが、早めに修復してダビングし、データを保護することが大切です。万一カビが生えた場合は、専門店への除去依頼が必要となります。カビが生えた状態で再生すると、ビデオデッキが故障するので注意が必要です。


まとめ

ビデオテープの破損がひどくなければ、自力で修復することが可能です。修復方法が分からず放置されがちですが、破損がひどくならないよう、早めに修復することが大切です。

ビデオテープを修復するのは、DVDダビング前の応急処置となるので、そのまま使い続けることはできません。ビデオデッキの故障の原因になります。

ビデオテープの破損に気づいたら、修復作業を早急に行い、DVDへダビングするのがおすすめです。


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